1台のPCでRiftとViveを同時に実行した動画がYouTubeにアップロードされました。公開したのは、TwitchストリーマーのZim(Zimtok5)氏。彼は、自身のPCにOculus Rift DK2とHTC Vive Pre両方を接続し、Riftでは「Lucky’s Tale」、Viveでは「Job Simulator」を同時に起動させ、両方同時に走らせることを実証しました。
なぜZimのPCは両方を同時に動作させることができたのか。それは、ほとんどのVR Ready PCが採用しているNVIDIA GTX 970 GPUを2つ搭載しているからです。その2つを、NVIDIAのマルチGPU動作システム「Scalable Link Interface(SLI)」で知られる「Bridge」を使用して統合、共有することで可能にします。Zimは、コンピュータへこれらを追加することで1台のPCでRift/Vive両方を同時に走らせることができることを実証したというわけです。
ZimPCと周辺機器の仕様は下記の通りです。
システム
- プロセッサ:インテルCore i7-4790K 4.0ギガヘルツ
- グラフィックス:NVIDIAのGeForce GTX 970×2(SLI)
- メモリ:16ギガバイトのDDR3 RAM
周辺機器
- HMD:Oculus Rift DK2、HTC Vive
- ヘッドフォン:Sennheiser PC 360 G4ME
- マイク:RED NT-USB
- レーシングホイール:ロジクールG27
- グローブ:Bosch Gardening Gloves
- フライトスティック:Thrustmaster T-Flight Hotas X
- バイブレーター:ButtKicker Gamer2