アイルランドベースのVRチーム「Immersive VR Education」は、すべての学生へVR体験で教育を提供するチームです。その一プロジェクトとして、「Lecture VR」のPre Alphaを始動しました。Lecture VRとは、直訳すると講義VRという意味でVR内で講義をします。
youtubeで公開されているファーストルック映像では、スーツ姿のヒューマンアバター”サンドラ”が空中に浮かぶモニターを前にLecture VRの説明をしています。手足の動作など細かに動いていて、不自然さが目立ちません。PCデスクトップ、Oculus Rift、HTC Viveで動作すると説明しています。そして、なによりVR内講義の利点として3DCGによる資料を動的に提示できることが特徴です。映像でも、ゾウや鹿が出てきたり、月面上を走る捜査車が出てきたり、DNAモデルが出てきたり、さらにユーザー側もSteamVRコントローラーでインタラクティブに操作できます。
映像後半では、資料であるCGがメインに映し出される中でピクチャ・イン・ピクチャで2Dモニターを通した講師が説明していたり、HTC Viveユーザーが2人同時にSteamVRコントローラーを使って骸骨パズルをしていたり、黒板に文字を書いたりしています。さらには、ユーザーAがユーザーBに教えるというシーンもあったりとVR家庭教師なる光景も見て取れました。