中国にVRアトラクション施設「The Void」を建設中、オンラインゲームからVRへ「シャンダ・グループ」が計画

中国・上海ベースのShanda Group(シャンダ・グループ)は、中国にVRアトラクションテーマパークを計画していると発表しました。シャンダ・グループは中国オンラインゲーム開発・販売で大いに活躍したテック系企業ですが、これからはVR分野に投資していくとしています。同社幹部によると、投資額も3億5,000万ドル(約410億円)と約束しているとか。

そして、中国にVRテーマパークを作るにあたって、米国ユタ州にVRアトラクション施設ベータ版をすでに開始している「The Void」と提携して計画するとしています。

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シャンダ・グループCEO:Robert Chiu氏は、中国の場所(非公開)にThe Voidテーマパークを導入していますと述べ、The Voidは、VR技術に特化した米国ベースのエンターテインメント企業で、シャンダはその創設者以外の唯一の投資家であるとも述べました。そして、オンラインゲームからVRへ戦略的に移行していると述べてることから、子会社でありグループの主力であったオンラインゲームを統括していたShanda Gamesを1月中旬に売却していることからも、VRへの投資は派生でやるわけではなく投資額を見てもターンアラウンドとして注力するという事と言えます。

先日、米国のVRメディア「UploadVR」が資金調達のシードラウンドを125万ドル(約1.4億円)で完了しましたが、主導したのがシャンダ・グループで、そのことからVRテーマパーク以外でもVR投資を行っていく方針と思われます。シャンダ・グループ以外にも、中国では大手テック系企業(Baidu Inc、LeEco Holdings Co Ltd、Tencent Holdings Co Ltdなど)がVRへ投資することを発表しています。

The Voidとは、ヘッドセットに加え専用ベストやグローブを装着し約330平方メートル内のゲームポッドをVRと連動して楽しむ米国ユタ州に建設中のVRアクションゲーム施設です。現在、ベータ版が開始されおり1人10ドルでゲームプレイできます。The Voidは、2016年2月15日からカナダ・バンクーバーで始まるTED 2016にも登壇するとしています。

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