国立台湾大学ら、VRにおいて視野外にある関心領域をピクチャインピクチャで視野内に表示するアプローチを論文にて発表

台湾にある国立台湾大学と国立交通大学の研究者らは、VR内のメインスクリーンにピクチャインピクチャで見えない部分を2Dブラウザで導入するアプローチを論文にて発表しました。

Outside-In: Visualizing Out-of-Sight Regions-of-Interest in a 360 Video Using Spatial Picture-in-Picture Previews(PDF)

本稿では、VRにおいて視野外にある関心領域(ROI)をピクチャインピクチャで表示する提案をします。

ピクチャインピクチャされる画像位置は、表示されている位置方向を指しており、どの方向に何があるかを視野内で確認することができます。このことで、視野外にある重要な要素を見落とすことなく、同時に把握することができ、効率的な視聴スタイルを実行することが可能になります。

また、本提案を活用したアプリケーションの1つにテレプレゼンスもあり、相手先に誰が何人いるかをパッと理解することができます。ROI検出には、インテルが開発したコンピュータビジョン向けライブラリ「OpenCV」が用いられています。

 

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