Googleは、人工知能を手軽に体験してもらいたいと始動した「AIY Projects」の第二弾として、ニューラルネットワークモデルを備えたコンピュータビジョンキット「AIY Vision Kit」を発表しました。
本キットは、組み立て式で、クラウド接続なしでニューラルネットワークモデルベースのコンピュータビジョンを提供します。
AIY Vision Kitには、外枠のダンボール、VisionBonnet回路基板、マクロ/ワイドレンズキット、ピエゾスピーカーなどが含まれており、別途、Raspberry Pi Zero W、Raspberry Pi Camera、マイクロSDカードなどが必要になります。
主なコンポーネントは、Raspberry Pi用のVisionBonnet回路基板で、デバイス上でニューラルネットワークモデルを実行できるビジョン処理装置であるIntel®MovidiusMA2450が搭載されています。
提供されるソフトウェアには、異なる3つのTensorFlowベースのニューラルネットワークモデルが含まれています。事前トレーニングしたコンピュータビジョンモデルMobileNetsに基づくもので、「1000の共通オブジェクトを認識」「顔や表情の認識」「人、猫、犬の検出」の3つです。
また、RGBボタンの色を変更したり、ピエゾ素子サウンドを調整したり、4つのGPIOピンにアクセスしたりするPython APIも提供しています。
発売は12月上旬。価格は$44.99。こちらより購入できます。