米国ダートマス大学とカーネギーメロン大学の研究者らは、指から放射される熱赤外線信号に基づく指のジェスチャー認識技術である「Pyro」を発表しました。
Pyroは、指から放射される熱信号を感知してフィンガージェスチャーを認識し、スマートウォッチやARグラスなどのデバイス操作として活用することを可能にします。
提案を実証するために、赤外線焦電センサーや機械学習用のソフトウェアなどからなる自己完結型プロトタイプを開発しました。
親指と人差し指をこすり合わせる微小の動作でコントロールすることができ、6つの種類(丸、三角形、二重線、長方形、はてなマーク、チェックマーク)を区別することができます。
細かいジェスチャーを認識できるだけでなく、エネルギー効率が良く冷却を必要としないことから、腕時計型やグラス型のウェアラブル・デバイスなどの小型機器に最適と述べます。
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