韓国のKAIST大学、スコットランドのセント・アンドルーズ大学、米国のジョージア工科大学、日本の慶應義塾大学の研究者らは、スマートグラスにおけるユーザインタフェース(UI)を鼻に指で触れて操作するEOGセンサーを用いたセンシング技術「Itchy Nose」を論文で公開しました。
Itchy Nose: Discreet Gesture Interaction using EOG Sensors in Smart Eyewear(PDF)
スマートグラスを装着した状態で、鼻を人差し指で操作することで入力するUIになります。操作方法は3種類。鼻を横に弾く(フリック)、鼻を押す、鼻をこする。
スマートグラスには、EOGセンサーが搭載しており鼻の動きを検出します。EOGセンサーは、目の動きを検出するアプローチとしてよく使用されますが、今回は着用者の鼻の動きを検出します。
デモ映像も公開されており、左に弾いたり、右に押したり、こすったりして区別しながら、コントロールしている様子を確認することができます。音楽アプリで、鼻を弾いて次の曲に飛ばしたり、こすって再生したりなど。
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