OTOYは、GPUリソースを共有するブロックチェーンベースの分散P2P GPUレンダリングネットワーク・プロジェクト「Render Token(RNDR)」を発表しました。
Render Tokenは、余っているGPUリソースをトークンと引き換えに提供することができ、購入した人はそのGPUパワーを使ってPeer to Peerネットワーク上で分散してレンダリング処理できるというエコシスムです。
ブロックチェーン・プロトコルには、「Ethereum」が使用され、公平性、安全面を担います。
このことで、使っていないGPUリソースを有効活用することができ、一方でレンダリングしたい人は低コストで大量のGPUレンダリングパワーを利用することができます。
例えば、OTOYが考えるライトフィールドベースのVR描画など、膨大なデータ処理を必要とするレンダリングも本エコシステムを使用するとより容易にできると。
こういったコンピュータリソースをブロックチェーンベースで共有する「分散P2Pスーパーコンピュータネットワーク」アイディアは、例えば「Golem」などありますが、GPUに特化したという点では初かもしれません。
本プロジェクトのリリースは、Render Tokenの公式ページのカウンター通り、現地時間2017年9月19日にリリースする予定としています。
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