Microsoftは、視覚障害者コミュニティ向けに設計されたカメラで撮影した物体をAIで解析し読み上げてくれるiOS用アプリケーション「Seeing AI」を無料リリースしました。
本アプリは、同社盲目エンジニア主導で開発されたプロジェクトで、認識したい目の前のオブジェクトにスマートフォンをかざして撮影するだけでAIが画像認識し音声で表現してくれるというものです。
テキストを認識し読み上げたり、ドキュメントを認識して読み上げたり、商品のバーコードを認識し商品情報を読み上げたり、人の顔を認識し年齢、メガネをかけているか、ハッピーかなどの感情を読み上げたり、貨幣を読み上げたり、それだけでなく、現実空間のありとあらゆる物体を目の前に何があるかを読み上げてくれます。
また、メールやTwitter、WhatsAppで流れてくる画像がどんなシーンなのかを読み上げてくれたりもしてくれます。
現在は、米国、カナダ、インド、香港、ニュージーランド、シンガポールでのみ利用可能ですが、すぐに全世界で利用可能になるとのことです。公式ページはこちら。
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