米国企業の「Kopin」は、中国のテクノロジーチーム「Goertek」と提携して新しいヘッドマウントディスプレイのためのリファレンスデザイン「Elf VR(コードネーム)」を発表しました。
Kopinといえば、今年1月に「Lightning」と呼ぶ片目当たり2048×2048解像度のVR/AR向けOLEDマイクロディスプレイを発表しており、今回のElf VRも同ディスプレイを採用。
この解像度は、Oculus RiftやHTC ViveなどのハイエンドVRシステムの3倍以上。1インチあたりのピクセル数である画素密度は2,940ppiと標準のディスプレイの5倍以上になります。
さらに、120Hzのリフレッシュレートで動作し、従来のHMDよりも33%高速。レイテンシは10msに低消費電力、熱出力低減。モーションブラー、フリッカーも低減。初めて披露したCES 2017では、CES Innovation Awardを賞賛しました。
また、Elf VRは標準より40%小さいため非常に軽く、不快感なく長時間着用することができるとしています。
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