米サンフランシスコに本拠を置くスタートアップ「Vivid Vision」は本日、目の病気「弱視(Lazy Eye)」を治療のためのVRツールを構築するためシードラウンドで220万ドル(約2.5億円)の資金調達を発表しました。
弱視とは、生まれたときから3歳くらいまでの間に(発達の感受性期)、片目または両目に何らかの原因によって適切な視覚刺激を受け取ることができなかったために、視力の発達が止まったり遅れたりすることを言います。(参考)
そんな弱視を治療するためのVRツールを開発しているのが、2014年に設立した同社になり、今回シードラウンドとして220万ドルを調達を完了しました。
同社は、設立以来90の診療所で6,000人以上の患者を治療してきました。平均して、治療は8ヶ月間続き、患者は1週間に1〜2回VRシステムを使用するサイクルを受けます。これは、既存の治療よりはるかに効率的なソリューションだと述べます。
現在は、眼科医の監督下で診療所でのみの利用可としていますが、今年後半には自宅治療VRツール「Vivid Vision Home」をリリースする予定としています。ただし、眼科医の処方箋は必要とします。