「Real Baby – Real Family」とは、自分の赤ちゃんをAIによって生成し、VR上で臨場感を持って体験できるVR赤ちゃんシミュレータです。神奈川工科大学の学部3年生らが開発しました。
ディープラーニングを使った顔画像処理により、自分と相手の顔画像を組み合わせて赤ちゃんの顔を生成します。生成した顔を追跡対象の赤ちゃん人形と組み合わせ、実際にVR上で抱いたり、ミルクをあげたり、げっぷをさせたり、あやして寝かしつけたりを触覚込みで体験します。
赤ちゃんの顔生成には、両者の顔画像の特徴点からモーフィングし平均を割り出し若年化させることで実現しました。ブレンド率は任意ですが、60%くらいが好ましいと述べます。また、異性同士、同性同士はもちろん、非実在2次元画像とのブレンドも可能としています。
本作品は、「ACM SIGGRAPH Award」を受賞し、2017年7月に開催される「SIGGRAPH 2017」E-Techにて展示を行うことも決定しました。
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