ロシアベースのスタートアップ「Antilatency」は、モバイルVR体験に位置追跡を追加するプロダクトを発表しました。
VRヘッドセットに取り付けるカメラと、周囲にセットするバンド状マーカーの組み合わせでモバイルVRの位置追跡を可能にします。
マーカーは、伸ばして任意の地面に配置します。それを下向きに取り付けられたカメラで検出します。VRLA Expo 2017のデモでは、マーカーは四方向に配置されました。
Roomscale for mobile VR. Pretty smart solution! #VRLA2017 @antilatency pic.twitter.com/WodWz87Cp6
— Ja.Z (@Spacesplitter) 2017年4月16日
レイテンシは、公表で2ミリ秒。モーションコントローラーも同じ要領で位置追跡を可能にし、マルチプレイヤーモードも可能にします。
トラッキングエリアの広さが特徴で、VRLAライブデモでは20×20フィート(約6m×約6m)の領域で動作させており、30×30フィート(約9m×約9m)まで可能であるとRedditで体験者が述べています。室内だけでなく、直射日光の下、野外でも動作するのも特徴の1つです。
また、スターターセットは、4つのマーカーと2つのコントローラーが付属し、400USドルだと同じくRedditに書かれています。