Mark Zuckerberg(マーク・ザッカーバーグ)氏は、自身のFacebookアカウントにて、ワシントン州レドモンドに本拠を置くVR/ARの進歩に専念する研究機関「Oculus Research」を訪問しその様子を画像と共に投稿しました。
Oculus Researchは、2014年にValveを退社し加わったMichael Abrash氏が率いる複合現実世界を作るため日々探求している研究機関です。そんな研究機関に訪れ偵察しました。そして、今回の訪問でとりわけ注目されるのは、VRグローブの存在が1つに挙げられます。
マーカー付きの手袋を装着し、「OptiTrack Prime 17W」を外部カメラとして採用し、VR世界の中に手を入れている様子が上画像から見て取れます。Prime 17Wは、FOV70°、解像度1.7メガピクセル、フレームレート360FPSの1台約64万円ほどするカメラです。
VRグローブの詳細は分かりませんが、Oculus Touchとは別の方法で手をVRに入れるアプローチを模索しているのかもしれません。
また、Oculusのハンドトラッキング研究といえば、以前買収した「Pebbles Interfaces」も記憶に新しいと言えます。Leap Motionみたいなジェスチャー操作ができるデバイスを開発・研究しているスタートアップで、センサーの精度も高くぬるぬる検知している様子もデモ動画で過去公開しています。手を重ねても自然に表現できている点もポイントです。
Zuckerberg氏は次のように述べています。「チーム(Oculus Research)は、Michael Abrashが率いており、高度な光学、視線追跡、複合現実感、人体をマッピングする新しい方法などに焦点を当てています。 目標は、VRとARを私たちが望むもの、つまりどこでも取るに足る小さなグラス、何かを体験できるソフトウェア、そして物理的なものと同じようにバーチャル世界とやり取りできる技術を作ることです。」