米アリゾナ州ベースの法律事務所「Lamber Goodnow」は、法廷にVR技術を持ち込んだサービスの開始を発表しました。
本サービスは、意思決定者や陪審員に犯罪現場で実際に起こったことや、傷害の際の徹底的瞬間をVRで体験してもらうことを提供します。このことで、陪審員は臨場感をもって事件の内容を理解し、より真実に近づけ審判に臨むことができると思われます。
Marc Lamber弁護士はこう述べます。
「陪審員に事故現場を理解してもらうため、昔は証拠品、視覚資料、証人声明を使っていた。しかし、VRでは陪審員を事故現場に運ぶことができるだけでなく、衝突時に陪審員を車に乗せることができる。」
VRは現在、ゲーム、映画、エンターテイメントなどの消費者レベルで広く知られていますが、Lamber Goodnowチームは、臨場感を感じさせるという観点から法曹界を大きく変える可能性があるとしており、近い将来、VRが法廷でより一般的になると考えています。
また、本チームは、Kitchen Sink Studiosと提携してOculusベースのコンテンツ開発を行っていますが、事故現場を正確に再現するために技術者も雇用しているとも述べています。