Unity TechnologiesのUXシニアデザイナー「Greg Madison」氏は、自身のYouTubeアカウントにてOculus Touchを使用したVR空間でのUIを披露しました。
「Tangible Mixed Reality」というタイトルと共に複数投稿され、どれもOculus Touchと目の前のテーブルを活用したVR内操作が披露されます。VR内のテーブル的平面上にキーボードやその他操作キーが設置されており、押すと音が鳴りコントロールする様子が映し出されます。
特徴的なのが、Touchを手に持って伸ばした人差し指(合計2本の指)だけで操作している点と、テーブルという日常によくある物体を触覚フィードバックに採用している点です。Leap Motionとは違い、物理的にテーブルを押した感が付随する仕様になっています。
これは、いわゆるVRにおける現実世界とのギャップから来るある種の不安感を緩和してくれる簡易的なフォースフィードバックであり、テーブルを活用することで現実世界との接点をシームレスに繋げるシンプルな仕様とも見て取れます。
また、2016年12月22日に公開した映像では、「現実を制御するために仮想を制御し、それらを区別できないようにする」というコメントと共にTouchで道筋を描いた通りに、追随してボール型のロボットを操る様子のビデオも公開しました。上記とは違った使い方も模索しているようです。