[東京大学]口に何もない状態でもバーチャル食品の食感をシミュレート。電気的筋肉刺激を用いて硬さや弾力性を再現。グミの模倣が最も効果的

東京大学の新島有信氏と小川 剛史氏は、電気的筋肉刺激(EMS)を用いてバーチャル食品の食感を与えるシステムの提案を論文にて公開しています。

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本研究は、口に何もない状態でも、電気刺激を咀嚼筋に提示することにより様々な食感(噛む経験)をユーザーにシミュレートするフードテクスチャシステムです。

EMGセンサーを用いた食感計測システムにより、いろんな食材の食感を電気信号の最大振幅値とパルス幅によってパラメータ化し、それを医療用電気刺激装置を用いてユーザーに与える仕組みで、硬さや弾力性などの再現を可能にしています。

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新島氏が言うには、グミの模倣が最も効果的だと述べ、さらに、咀嚼音などの他の感覚入力と電気刺激を組み合わせることによる強化も開発するだろうと述べています。(Source

論文はこちら。Study on Control Method of Virtual Food Texture by Electrical Muscle Stimulation(PDF)

 

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