Microsoft Research(MSR)は、東京で開催中(2016年10月16-19日)のユーザインタフェースに関するトップカンファレンス「UIST 2016」にて、3D空間における仮想物体をユーザーが感じることができるアクチュエータ技術を発表し、フルペーパーも公開しました。
論文では、ハンドヘルドコントローラ(トラッキング用のマーカー付き)とVRヘッドセット(Oculus Rift DK2)を使用し、VR内のオブジェクト表面を触るのと合わせて質感、力をユーザーに一致させ感じさせることを実証しました。
ハンドヘルドコントローラは、「NormalTouch(ノーマルタッチ)」と「TextureTouch(テクスチャタッチ)」の2種類が用意されており、両方ともトップに人差し指を置いて触覚フィードバックを受けます。
(左がNormalTouch、右がTextureTouch)
左は表面の形状を伝えるためグリグリ動き、右は質感を伝えるため4×4のピンが合わせて動きます。左のノーマルタッチに関しては、柔らかいモノを触った時は柔らかく、硬いモノを触った時は硬いと硬さの強弱も再現します。