2016年10月16-19日に東京で開催するユーザインタフェースに関するトップカンファレンス「UIST 2016」にて、スマートウォッチベースのUIが3つ発表されます。腕時計型だけでなく、他の小型ウェアラブルデバイスへの可能性としても注目です。
AuraSense
スマートウォッチの周囲、腕の皮膚を使ったUIです。皮膚をもう一方の手でスライドしたりタップしたりでスマートウォッチの操作をします。皮膚がトラックパッドになるイメージです。他にも手首を曲げたり、定型のジェスチャー認識もします。全身を包むように静電気のようなごく微弱な電界が人体に存在しますが、この準静電界を検出することで可能にしています。
DriftBoard
スマートウォッチのような小型デバイスにおいて、テキスト入力を可能にするUIです。スマートフォンより小さいモニター画面をタッチベースで入力するというもので、キーボードをタップするのではなく、キーボード自体を動かしてポインターのような固定カーソルに合わせることで決定する仕様です。
WristWhirl
スマートウォッチを装着している手首だけで操作する片手からによるUIです。手首をジョイスティックのように曲げて操作したり、三角形を描いてカレンダーアプリを起動したり、最終的にはFruit Ninjaゲームをやってのけます。