Occipital、VRとARを統合しInside-out方式の位置追跡を可能にするモバイルHMD開発キット(500ドル)を発表。iPhoneにも対応

米コロラド州ボルダーおよびサンフランシスコベースのコンピュータビジョンチーム「Occipital」は、Inside-out方式を用いた自己完結型のルームスケールVRを可能にするモバイルHMD開発キット(VR Dev Kit)を発表・販売を開始しました

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VR Dev Kitは、iPhone含めたモバイルデバイスベースであり、外部基地局や有線ケーブルに依存することなくInside-out方式による6自由度の位置追跡を可能にするヘッドセットです。

Apple製品が使えるという点と、オールインワンで位置追跡ができるという点、とりわけ後者は今年1月のCES 2016で披露したVRとARを統合した技術「Bridge Engine」を採用しています。フロントには、ワイドビジョンレンズとデプスセンサーが搭載しています。

 

CESデモの上記映像では、現実世界の部屋にウサギのARキャクターを重ね合わせるところから始まり、VRへシームレスに切り替わる様子が映し出されています。VRに変わったとしても、認識していた現実世界のソファなどの障害物は分かるようになっています。

今回のVR Dev Kitでも、VR体験中にリアル世界での障害物を正確に認識することができ、ぶつかるという危険はなく安全に感じながらプレイできることをアピールしています。

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(VR内でも照明を認識している様子)

最初にフロントに搭載されるデプスセンサーから3Dスキャンして部屋を認識してからVRを統合していく形式です。他にも、低ジッター、10ms未満の遅延も主張します。

価格は、1台499.99USドル。出荷は2016年10月7日を予定しています。公式ページはこちら

同社は、以前Kickstarterから3Dスキャナー「Structure Sensor」を開発していたチームです。今年6月には単眼カメラを使った3D認識技術に特化したスタートアップ「Replica Labs」を買収し強化を目指していました。

 

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