Oculus VRは、米国にてモバイルVRヘッドセットにマウントさせる深度センサー搭載カメラからの3Dマッピングシステムを含む特許を取得しました。(特許はこちらとこちら。)
カメラはヘッドセットのフロントに装備することで、リアルタイムで環境をスキャン空間の奥行きを測定し3次元で物体を検出します。手や指の追跡とジェスチャー認識を可能にします。
期待したいのは、Inside-out方式による位置追跡です。外部センサーなしにHMDの位置を把握する機能、以前から同社CTOのジョン・カーマック氏筆頭に現在進行形で追及している技術でもあり期待値の高い機能です。2016年5月に彼のツイートにて、位置追跡に関してはスマートフォンの既存カメラではなく別で専用カメラをターゲットにしているとも述べています。
All of the inside-out position tracking work being done at Oculus is targeting dedicated cameras, not using the built in cell phone camera.
— John Carmack (@ID_AA_Carmack) 2016年5月4日
他方で、HMDに取り付けるInside-out方式による位置追跡といえば、Intelスタッフのツイートで流出したHTC Viveに取り付ける深度センサーが思い出されます。こちらも追跡によるハンドジェスチャーを可能にするほか、リアルタイムによる3Dマッピングも可能にするとされています。