Lytro、実写VR内を少し動ける360°映像をキャプチャできるライトフィールドVRカメラ「Immerge」で撮影した初の映像を公開

撮影後にピントを変えられるカメラを開発したメーカー「Lytro」は、2015年11月にプロ向けとした360°3DVRカメラ「Immerge」を発表しました。それから約9ヶ月、先日Immergeで撮影した初のデモ映像を公開しました。

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Immergeとは

Immergeは他のVRカメラと比べ大きく異なる部分を持っています。360°平面映像ではなく視差を含めた奥行きある立体的な360°映像を捉えることができる点です。人間が目視で見る現実世界も奥行きがあるのと同じように、VR体験でもより自然な実写映像を考えた場合、奥行きある映像が理想とされます。今まで奥行きある360°の実写映像を一度に撮影できるカメラはありませんでしたが、可能にしたのがImmergeとなります。

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ライトフィールド

どうすれば奥行きある360°映像を一度に撮影することができるのか。それはImmergeが反射光の情報の種類を多く記録するからです。色、方向、深度など、そんな多くの情報をキャプチャするにあたり、カメラとセンサーの組み合わせを5層のレイヤーで構成し、リグを回転させながら一度に5回撮影、それらから取得した記録データを演算処理することで360°映像を作り出すとしています。

利点として上記で上げた立体視映像に加え、約1立方メートルの範囲でVR内を動き回ることができます。写真測量ベースの3DCGで作った実写シーンではなく、カメラで撮影した実写をVR内で位置追跡を可能する。さらに、実写➕3DCGという組み合わせもできるといいます。

とはいえ、1立方メートルと言うのは首の動きを前後左右に移動する程度の範囲ですので、ルームスケールVRのような歩行して動き回れるというイメージではないこと留意します。映像でも、Oculus Rift CV1を使用し前後左右に頭を移動させている様子を確認することができます。

 

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