Microsoft Kinect、HTC Vive、Unityを使用した現実とVRを合成して同時に表現するMR技法をリアルタイムに行ったプロジェクト「Proof of concept」のプロトタイプ映像が公開されました。開発したのは、ロンドンベースのエンジニアAlex Anpilogov氏率いるチームです。
Proof of conceptは、深度カメラを使用してリアルタイムなVR体験をMRビューとして出力できるシステムです。リアルタイムを可能にするので、展示会やイベント、ライブデモで使用できるのではと述べています。
(モニターの裏にはKinectがセットされています。)
従来のMR技法はブルーバック(クロマキー合成)を軸にしており緑のスクリーンを用意する必要がありますが、今回の方法は必要としません。その代わり、ルームスケールVR内に向けてKinect v2を設置します。固定された角度の合成映像を任意のモニターにリアルタイムに映すほか、深度カメラ搭載デバイスによる追跡可能なPOVも可能にします。映像では、モニターの裏にKinectとViveコントローラーを取り付けて追跡できるようにしています。
映像はこちら。