Sony Computer Entertainment inc.は、VR酔いの早期警告システムの特許を発表しました。
特許は2015年2月5日に出願され、2016年8月11日に「Motion Sickness Monitoring and Application of Supplemental Sound to Counteract Sickness」というタイトルで掲載されました。
特許では、VRヘッドセット着用者の動きや表情を監視し、酔いからくる吐き気の兆候がある場合何らかの対処をする早期警戒システムと説明されています。酔いを検出するために、アプリケーションがユーザーの体動を追跡し監視します。具体的には、瞳孔の動き、視線、頭部の動き、バランス、加えて吐き気運動、舌を突き出すなどの乗り物酔いを示している可能性がある行動などから判定します。
そして、検出された場合、システムはVRヘッドセットを振動させるか、補足音を鳴らすか、ゲームの強度を低下させるかの対処をします。さらに、補足音に関しては、ユーザーの耳に近い頭蓋付近を介して骨伝導音声を配信及び超音波サウンドを送信することで治療効果があるとも主張します。