新たなVR内移動ソリューション「moonwalk」のアルファ版デモ映像が公開されました。
moonwalkのアプローチは、ユーザー自身がコントローラとなり体を傾けることで移動する仕様になっています。ホバーボードやセグウェイのようなイメージでしょうか。「ウェアラブル・セグウェイ」と表現したテキストもありました。下半身の微妙な体重移動により、一歩も動かずに前後に移動します。回転もします。
これは、スマートフォンの専用アプリを起動しズボンのポケット(腰周辺)に入れることで達成され、既存のスマートフォンがモーショントラッカーとなり動作に変えます。
moonwalkは、プロジェクトPUC(パーベイシブ・ユビキタス・コミュニケーションズ)の一部として、Bluetoothと9DOFを搭載したマイクロコントローラから始まりました。ジョイパッドからインスピレーションをもらったとも言います。その後、開発中の進化で既存スマートフォンを使用し、Androidプラットフォーム上で動作するソフトウェアのみのソリューションに移行しました。
moonwalkは、まだ開発段階で一般公開はまだ先ですが、現在アルファ版をクローズドグループにのみ利用可能にする計画を立てていて希望者を募っています。希望者は、こちらの記事最後に記されてるアドレスからアクセスしてくださいとのことです。
デモ映像はこちら。
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