アバターは3Dスキャンした全身の自分。遠隔の2人が同じVR空間で3Dペイントによるリアルタイム共同作業をするデモ映像

Neosの内部プロトタイプを用いてチェコ共和国からスタンフォード大学で行ったテレプレゼンス・デモンストレーションの映像が公開されました

テレプレゼンスとは、遠隔地のメンバーとその場で対面しているかのような臨場感を提供するテクノロジーで、今回HTC Viveを使用して遠隔にいる2人が同じVR空間でリアルタイムに体験する技術が実証されました。

neos

Neos

Neosとは、デベロッパーTomáš Mariančík(別名:Frooxius)氏主導の元、実行しているVRプロジェクトで、教育、イベント会場再現、VR内でコンテンツ制作するクリエイティブツールなどが開発・展開されています。大規模なマルチプレイ、高度なアバター、自然な相互作用などハイレベルなVRエンジンを目指します。

アバターは3Dスキャンした自分自身

今回のデモでは、そのNeosの一技術として複数人でゲームをするマルチプレイが披露されました。映像では3Dペイントや3Dモデルを使用して共同で創作や意思疎通をしている様子が見て取れます。Second Lifeのようにも見えますが、アバターが自分を3Dスキャンした3Dモデルだというところは違います。顔の表情や脚は動作しませんが、腕は連動して動いています。

vlcsnap-2016-05-29-13h01m40s870

なお、今回の技術は以前にも記事にしており、過去のエントリから当時の様子を確認することができます。その時は、VRヘッドセット同士に加えて、スマートフォンやタブレッドも同期し第三者が中を確認することも可能としています。(過去記事はこちら。)

今回の映像はノーカットになっており3時間ほどがフルに公開されています。なお、Neosは公式ページからベータ版の早期アクセス用アドレス登録を公開しています。公式ページはこちら。

 

アーカイブ

ページ上部へ戻る