スタンフォード大教授、VRと個人情報に言及。VRから個人の動きをミリ単位で取得でき、個人の態度や将来の行動を予測することが出来る

スタンフォード大学の「VHIL(Virtual Human Interaction Lab)」を創設したJeremy Bailenson教授は、VRとユーザーのプライバシーについて言及しました。

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VRからユーザーのより詳細な個人情報を取得することができると述べます。それは、ミリ単位で人の動きを追跡できるからです。どういった時にどんな動きをするのか、そういった個人のモーションデータを収集することができると。そして足跡というべきVRで取得したデータセットを見て、研究者は個人の態度や将来の行動を予測することができると言います。

最後に、VRは実生活と同じくらいの没入感になってきていると述べ、こう締めくくります。「我々は、このメディア(VR)がどのように人々へ影響を及ぼすかを考える必要が絶対にある。」

昨今のトラッキング技術は視線や指の動きも詳細に捉えることができます。といった個人のモーションデータセットを悪用されることへの懸念を示唆していると共に、ターゲットビジネスへの応用も示唆しています。Facebookなどに見るターゲット広告は、ユーザーそれぞれに合わせて表示されており、それを加速するかのように「個性」に特化した広告ビジネスを展開していけるのではないかと推測されます。そして、それらモーションデータセットを人工知能への機械学習に組み込んでいけば、より正確な個性を把握することができることになります。

先週VHILに訪問した米連邦通信委員会(FCC)委員長のTom Wheeler氏も、ユーザーのプライバシーに関して懸念を示していました。

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