米TechCrunchは、Snapchatがスマートフォンの既存カメラで3Dモデルをキャプチャできるアプリ開発チーム「Seene」を買収したと報じました。(Snapchatから買収についての正式なコメントや発表はありません。)
Seeneは、外部デバイスを必要とすることなくスマートフォンのカメラだけで3Dモデルを簡単に作れるアプリ(iOS/Android)を開発している会社です。そんなチームを買収する目的として、記事では、Seeneのコンピュータビジョン技術とエンジニア・チームのためと述べています。
エンジニア・チームは、コンピュータビジョンで博士号を完了したリアルタイム・コンピュータビジョンのスペシャリストともいえる共同創業者のSam Hare氏がCTOとして率いているチームです。
そして、Snapchatでの活用方法として、3D写真フォーマットを使用した新しいセルフィーレンズ、そして将来のVRプロジェクトのために使用するのではないかと推測しています。去年にも、Lookseryを買収しセルフィー用レンズの提供を開始しています。その流れで、自撮りカテゴリとして3Dセルフィーレンズを加えてくるのではないかと。しかも、将来的にはVRへ適応していくのではないかと。現に、Seeneでは自分の顔を3DスキャンしVR内へ適応させた映像を公開しています。
Seeneは、コンピュータビジョン技術をARへも応用しています。映像はこちら。