米ワシントン州ベルビューに本社を置くAxonVRは、同名のVRシステム「AxonVR」を開発しています。AxonVRは、フルボディスーツと外骨格、トレッドミルを組み合わせたVRシステムで、触覚フィードバック含めVR内と連動した重量、質感、温度、抵抗を感じさせてくれます。
ユーザーは、ジャケット、ズボン、手袋、靴からなる「AxonSuit」を着用します。それには「Axonskeleton」が接続しており、圧力と温度の変化で羽のような柔らかいタッチから強いパンチまで質感を再現、そしてコーヒーの温かさから雪だるまの冷たさまで温度を再現します。シューズによる足の裏からのフィードバックもあり。
さらに、スーツに外骨格「AxonSkeleton」を接続することにより、フォースフィードバックシステムでより力や動きをシミュレートすることができます。抵抗をプログラムすることもでき、ゴルフスイングの改善などに使えるとか。
そして、VRトレッドミルの一種ともいえるモーションシミュレータを起動させると、さらにVRに合わせた現実的な重量や抵抗をより感じさせてくれます。ジャンプはもちろん、階段のシミュレートもリアルに再現します。
まだ開発段階で詳細は明らかにされていませんが、テーマパーク、アーケード、その他ロケーションベースの娯楽施設でのエンターテイメント体験として業務用向けに進めている模様です。価格が下落し、VR体験の需要が成長するにつれて家庭への提供も考えているとのことです。2016年5月3日のプレスリリースでは、元マイクロソフト出身のMark Kroese氏とJoe Michaels氏をチームに加え強化しています。公式ページはこちら。