プリレンダCGの映像をVRに適応させるソフトウェア「PresenZ」がRift/Vive向けに無料リリース

現地時間2016年4月29日、ベルギーベースのVFXスタジオ「Nozon」は、VRに適応させたプリレンダムービーを作成することができるソフトウェア「PresenZ」をSteamでリリースしました。Oculus Rift、HTC Viveをサポートし、無料での提供です。OEMの場合は、プロジェクトの規模に応じて最大5%のライセンスがかかるとしています。

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PresenZは、プリレンダCGをポジショナルトラッキング含めた視差あるVRムービーに仕上げることができるソフトウェアです。それは、映画やCMで使用されるハイクオリティなプリレンダCGの映像も可能としており、奥行きある写実的で美麗なVR映像を実現し、さらにそこを歩きまわれることを可能にします。現に、VFXやCGのプロフェッショナルである同社が作成したデモ映像では、実写さながらのVR体験を実証しています。

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PresenZによるムービーは、標準的な360°ムービーにみる1つの視点だけと違って、自分の頭を移動させたりシーン内を歩ける点が魅力と言えます。そんな位置追跡も可能にするわけですが、欠点をいうと追跡範囲が狭いという点が上げられます。Rift用カメラによる範囲やルームスケールVRエリアよりかなり狭いと言います。ちなみに、この範囲を視点という意味の「Point of View」をもじって「Zone of View」と表現しています。

PresenZのSteamページはこちらから。

なお、写実的なシーン内を歩けるVR技術でいえば、知る限りでは、他に写真測量法からVRシーンを構築する「Realities.io」(過去記事)、そしてLytroの360°3DライトフィールドVRカメラ「Immerge」(過去記事)が思いつきます。

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