Googleは、VR空間に3Dの絵をペイントできるアプリ「Tilt Brush」のペイント体験をもう少し身近に感じてもらおうと、プロが制作する作品工程をWebブラウザで閲覧できるようにしたプロジェクト「Virtual Art Sessions」を発表しました。
Virtual Art Sessionsとは、世界的に有名な6組のアーティストにTilt Brushを使用して作品を描いてもらい、描いているシーンを終始観察することができるWebサイトです。閲覧中は、アーティストの視点含め、どの角度からでもぐりぐり移動して見ることができ、作業スペードも倍速、4倍速、8倍速と調整も可能です。参加アーティストは、以下。それぞれいくつかの作品を作り上げています。
- イラストレーター Christoph Niemann
- ファッションイラストレーター Katie Rodgers
- 彫刻家 Andrea Blasich
- アーティスト Seung Yul Oh
- 自動車コンセプト デザイナー Harald Belker
- ストリート アーティスト duo Sheryo & Yok
Virtual Art Sessionsは、大量のデータをリアルタイムにレンダリングするためにGoogle ChromeのV8 JavaScript engineを利用しています。アーティストの物理的な形状の点群データ、アート作品の3Dジオメトリデータ、VRコントローラーの位置情報データなど含め、アーティストや作品の360°を生成するためChromeのWebMやWebGLも使用しています。技術的な詳細に関しては、コード含めこちらで公開されています。
6組のアーティストが描く工程を見に行く場合はこちらから。メイキング映像はこちら。