NVIDIA、VR向け物理ベースのリアルタイムレンダリングエンジン「Iray VR」を発表。実物と遜色のないほどフォトレアリスティックな画像を生成。利用は6月から

2016年4月4-7日までシリコンバレーで開催されているNVIDIA主催の年次イベント「GPU Technology Conference 2016」にて、VR向け物理ベースのリアルタイムレンダリングエンジン「Iray VR」が発表されました。同社CEOであるJen-Hsun Huang氏の基調講演によりデモも行われました。

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Iray VRとは、もともと3Dコンテンツを作成するデザイナーや映画製作、ゲーム開発者向けに2015年12月からプラグインとして単体販売しているレイトレーシングプラグイン「Iray」をVRに適応させたソフトウェアになります。

Irayは、光や物体の物理的挙動をシミュレーションし太陽光がもたらす熱など含め建築物やオブジェクトを実物と遜色のないほどフォトレアリスティックな画像を生み出すを主張するレイトレーシングプラグインです。現在、年間295ドルで契約すると使用することができます。そんな実写級の画像をレンダリングするIrayのバーチャルリアリティと互換性のあるバージョンを持ってきたいと作られたレイトレーシングエンジンが「Iray VR」になります。

ステージでは、Iray VRを使用したデモも行われました。デモでは、NVIDIAの未完成の新オフィス完成予想CGがHTC Viveを通して映し出され、回転させたりで参加者に披露されました。映像だけではポジショナルトラッキングがサポートされているかは確認できませんでしたが、美麗にレンダリングされている様子が見てとれます。

これらは、可能な限り現実的な3D照明効果を作成するために、特別に設計された「光プローブ」を使用し動作させています。

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モバイル向け「Iray VR Lite」

同社はまた、モバイル上で起動する「Iray VR Lite」も明らかにしました。こちらもIray VR同様レイトレーシングプラグインになります。Iray VRとIray VR Lite両方とも2016年6月より利用可能になるとのことです。

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