カルフォルニアベースの電子機器に関する修理を専門とする「iFixit」は、出荷されたての製品版Oculus Rift CV1の分解レポートを公開しました。ケーブル管理が改善されたり、ヘッドフォン・スピーカーとフェイスパッドの取り外しが容易でパーツ交換やカスタマイズがしやすくなったなど、修理のしやすさも10段階のうち7と評価を下しました。すべての部品が交換可能というわけではないですが、比較的パーツ交換はできるようです。
一方で、DK2は9点とさらに高い評価を得てることもあり、特殊なレンズやディスプレイ、マザーボードなどの取り外しが困難になっている箇所も指摘されています。ヘッドストラップ交換の際は布を切断しなくてはいけないなど。
他方で、解体することによって隠れたマイクの存在が確認されたり、マザーボードで使用されてるチップが明らかになったりもしました。
レンズ
以前のRift DK2はレンズが交換可能な丸型に対して、Rift CV1は取り外しができない非対称のフレネルレンズセットを使用しています。表面の弯曲部分も独特なカーブを描き、レンズの形状は最適化されてるように見えます。(Crescent Bayから非対称レンズに変わっています。)
マザーボードのチップ
- 東芝TC358870XBG MIPデュアルDSIコンバータ4K HDMI
- Cypress CYUSB3304 USB 3.0ハブ・コントローラ
- STマイクロエレクトロニクスSTM32F072VB ARM Cortex-M032ビットRISCコアマイコン
- WinbondのW25Q64FVIG 64 Mbのシリアルフラッシュメモリ
- Nordic Semiconductor nRF51822Bluetooth Smart 2.4GHz SoC
- CMedia CM119BN USBオーディオコントローラ
- S1L TI 59I C6F3