GPUメーカーAMDとSulon Technologiesは、リアルタイムの空間マッピングとVRとARを複合したスタンドアロンヘッドセット「Sulon Q」を発表しました。リリースは2016年春を予定しています。Sulon Qは、Microsoft:HoloLensのようにWindows 10を実行するHMD型ワイヤレスコンピューティングで、現実世界とCGを融合させた映像を表示させるほか、リアルタイムの空間認識も可能とします。
AMDの最近発売されたAMD FX-8800P(CPU4コア、GPU8コア)のプロセッサを搭載(Radeon R7 Graphics)、2560×1440 OLEDディスプレイを装備、DirectX 12やVulkanなどの最新グラフィックスAPIを駆動することが可能。8GB DDR3メモリ、ストレージ256GB SSD、視野角110°、フロントには2つのカメラ「Sulon Spatial Processing Unit (SPU)」リアルタイムコンピュータビジョンで環境をマッピングしモニターに投影、ポジショナルトラッキング、ジェスチャー操作も可能。
3D空間オーディオ、AMD「LiquidVR」Windows® 10 「Project Dragon」とも統合、アプリケーションやゲームを提供するためにMicrosoftのHolographic API利用しています。ワイヤレスマウスとキーボードがバンドルされ、Windows10対応のジョイスティックも使用可能。
Sulon Technologies Inc.CEO:Dhan Balachand氏は、プレスリリースでこう述べています。
As a powerful and lightweight all-in-one solution that combines VR and AR capabilities with real-time spatial mapping, the Sulon Q™ headset offers an experience that’s unlike anything else.
リアルタイムの空間マッピングとVRとAR機能を組み合わせた強力かつ軽量なオールインワンソリューションとして、Sulon Q™ヘッドセットは、他とは違う体験を提供します。
同時に公開された以下のデモ映像で他とは違う体験を確かめてみてください。公式サイトでは、今後の展開をフォローするメールアドレス登録ができるようになっています。