中国のゲームカフェ内にプラットフォーム・プロバイダを展開する大手の「Hangzhou Shunwang Technology」は、VRゲームアーケードコーナー「VR Zones(VRゾーン)」としてHTC Viveとパートナーを組んで設置する計画を始動しています。
ShunwangとHTCが提携したのは、2015年12月のこと。Viveのプレオーダーも開始され、具体的な動きが見え始めました。すでに、いくつかのゲームカフェでパイロットテストが行われ、ユーザーからのフィードバックを取得しています。
(VRゾーンは、ユーザーが時間ベースで課金するシステムを採用)
例えば、トップスリーのゲームは?に対して、1位:部屋脱出・謎解きパズル、2位:ロールプレイング、3位:FPS。快適さ問題に対しては、1位:ケーブル(55.6%)、2位:HMD(41.7%)、3位:怖くて動けない(27.6%)、など。アンケートの実施で情報を収集しています。そして、実際の稼働は、まず3月から北京、上海、広州、杭州にて開設を計画しています。最終的には、Shunwangがソフトウェアを展開するゲームカフェ100,000店(ユーザーベースで1.1億人に達している)にVRシステムを持ってきたいとしています。
Shunwangは設置だけでなく、VRタイトルの重要性も認識し行動しています。とりわけ欧米市場からの高品質タイトルの必要性を意識していて、15万ドル-150万ドルの投資で西部ゲームスタジオを支援することも行っています。さらに、投資に加え、実際にVRゾーンで得られた時間に基づいての報酬をゲーム開発者に分割することも考えています。正確には、ゲーム開発者、ゲームカフェ所有者、Shunwangでパーセンテージに基づいて報酬を分割するとしています。