ルーカスフィルムのVR/AR研究スタジオ「ILMxLab」スターウォーズとジュラシック・ワールドを題材にした「Holo-Cinema」を披露

ルーカスフィルム社と子会社のインダストリアル·ライト&マジックと共同で設立したVR/ARを研究するスタジオ「ILMxLab」は、サンダンス映画祭でポジショナルトラッキングと3D空間を使ったデモンストレーションを披露しました。映画の中にいるかのように錯覚するこの技術は、映画内に登場するキャラクターとインタラクティブに接することができます。それは、「Holo-Cinema(ホロシネマ)」と呼ばれています。

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デモでは、スターウォーズとジュラシック・ワールドが題材とされ、恐竜と触れ合ったり、C-3POやBB-8と触れ合うシーンがyoutubeで公開されています。セットでは、床と壁へプロジェクタによって3D立体映像が映し出され、上部には複数のカメラが設置されていて、マーカー付きの3Dメガネを装着したユーザーの動きを検知します。デモ映像を見ると恐竜などが反応しているのが分かります。ただ、第三者からみると3D立体映像はぼやけているので、ユーザーとキャラクターの位置関係や反応などがややわかりずらいですし、そこに感触はないので臨場感あるインタラクティブはやや伝わりにくいのが残念です。重たいHMDやそれに繋がる有線ケーブルがないのは快適そうに見えます。とはいえ、映画のキャラクターに触れ合って反応してくれるさまは魅力的と言えます。

今回のHolo-Cinemaといい、Oculus Story Studio製作のVRアニメーション「Henry」もそうですが、ユーザーが映画に参加しているというそこにいるかと錯覚する実在感は次世代ムービーのキーポイントになるのかもしれません。スターウォーズの映像はこちら。ジュラシック・ワールドの映像はこちらです。

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