Oculus Story Studioの新VR映画「Dear Angelica」制作のため、Oculus Touchを使ったVRイラストツールアプリ「Quill」を発表

Oculusは、サンダンス映画祭でOculus Touchモーションコントローラーを活かしたVR空間にペイントできるアプリケーションを発表しました。「Quill」と名付けられた新しいアプリは、映画制作部門Oculus Story Studioによってデモ映像が作成されyoutubeでリリースされています。滑らかなタッチで描かれる様子は、Oculus Touchの精度を表現しています。

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「Oculus Story Studioが今後制作する新VR映画[Dear Angelica]を作成するために、イラストレーターがOculus Touchを使用して、VRでシーン全体をペイントすることを可能にする内部生産ツールを構築しました。この手法は、ペンと紙の伝統的なフラットキャンバスからアーティストを解放し、それらをVR内で直接作成することができます。」

とあるように、新VR映画制作のためにOculus内のツール用として作ったと述べています。次のVRフィルム「Dear Angelica」は、前作のピクサー風に描かれた「Henry」とはタッチが一変して水墨画のような表現になっています。物語は、ジェシカが寝室に座って映画スターの母アンジェリカに手紙を書くという十代の少女を描いたストーリーです。ゲームのようなインタラクティブ性はありませんが、さまざまな思い出に焦点を当てて自分のペースで移動することができるといいます。

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VRに絵を描くといえば、HTC Vive:SteamVRコントローラーとVRペイントアプリ「Tilt Brush」を連携したのにもよく似ています。元ウォルト・ディズニー・スタジオ社のアニメクリエーター「グレン・キーン(Glen Keane)」氏が、VR空間に「美女と野獣」の野獣や「リトルマーメイド」のアリエルを描写したことでも一時期話題になったアプリです。現在は、Googleに買収されています。

 

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