GoogleのProject Tangoを使用、物理世界を基準にVR内をMinecraftのようにリアルタイム構築する技術、VR視界でも物理的障害物にぶつからない

カーネギーメロン大学エンターテイメント テクノロジーセンター(ETC)の大学院生らによるチームGotanは、GoogleのProject TangoとVRヘッドセットDurovisを使用した現実とVRの融合世界を目指します。

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VRヘッドセットDurovisに3Dカメラを搭載したTangoデバイスを取り付けかぶります。ユーザーは、視界が100%VR世界の状態で現実世界をうろうろ歩きまわります。VR世界を見ながら物理世界を歩くわけですが、壁やテーブルなどの物理的障害物にぶつかることはありません。なぜなら、見えてるVR内では3Dカメラでリアルタイムに捉えた障害物の情報をMinecraftのように再構築しているからです。

リアルタイムに構築された立方体の集合は障害物を認識させてくれるわけです。体験者がMinecraftの世界を歩きまわっているみたいという感想を多々残しているように、まさにゲームの中を闊歩している感覚を疑似体験できるのです。ハンドトラッキングも可能なのでインタラクティブな体験もできます。構築範囲は、130フィート(約39m)× 130フィートとしています。

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有線VRヘッドセットと違ってワイヤレス、且つ外部センサーやマーカーを使用していないところもポイントで、そのことで、最小限のアイテムによって安価に実現しています。

先日開催されたCES 2016でインテルが披露したProject Tangoによるポジショナルトラッキングでは、もともと構築されたVR内を歩きまわるというのみでリアルタイムの構築はないのですが、Minecraftのように大きなピクセルではなく細かなピクセルで滑らかなグラフィック空間を体感しています。今回の技術とトレードオフといったところです。それを考えると、今回のリアルタイムに構築する技術がハイグラフィックに再構築されるようになれば、さらに実在感が高まるはずです。

 

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