生後4ヶ月の赤ちゃんのハイリスクな心臓外科手術をスキャンした胸部画像をVRで可視化することで成功へ

フロリダ州/マイアミにある「Niklaus Children’s Hospital」で、VRを使用したことによってハイリスクな外科手術を成功させた出来事がありました。手術していなかったらクリスマス前までに死亡していたであろう患者は、生後4ヶ月の女の子Teegan Lexcenちゃんです。

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心臓の位置が左側に置かれて生まれてきた先天的病気で、すぐにでも手術が必要とされ、ただ新生児ということもありハイリスクで困難でした。担当したDr. Redmond Burke氏は、彼女の胸を可視化し手順を正確に把握する必要があるとし、そこで利用したのがVR環境です。彼女の胸をスキャンし、3Dモデル表示サービス「Sketchfab」で立体化、Google cardboardで閲覧し心臓周囲の全体把握にあたります。そのことにより、どこからどれくらい切開しても大丈夫かなどを確認でき最初の大きなハードルを越えたと、Burke氏は述べています。VRのおかげで患者を救う計画を思い付くことができたとも。

さらに、Burke氏は今行っているプロジェクトの次は、医療行為におけるVR画像化のための意識を高めることとも述べ、VRイメージングの可能性に未来を感じていました。

(CTでスキャンした別の患者のモデル)

参考

Virtual Reality Helps Save Baby’s Life – UploadVR

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