12月3日、国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクト(@4d2u)が開発している太陽系・恒星・銀河データを基にした宇宙の様々な構造や天体の位置を見ることができる「Mitaka(ミタカ)」最新バージョン1.3.0が、Oculus Rift DK2に(実験版として)対応したことを発表しました。
地球や宇宙などを動きまわり、VR空間で天文学の様々な観測データや理論的モデルを閲覧します。もともと国立天文台の立体視シアター上映用として制作してきたソフトウェアを個人PCでも起動できるようにしたのが発端のプロジェクトで、この度VRサポートという流れになりました。11月24日の最新バージョン1.3.0では、「金星探査機あかつき」「はやぶさ2」の軌道・モデルが追加され、言語もフランス語が追加されました。
【Mitakaリリース】本日Mitaka最新バージョン1.3.0を公開いたしました.ダウンロードはこちらから→ https://t.co/F6c2Oi4fj0 今回は多言語対応や,「あかつき」「はやぶさ2」の追加などを行いました. pic.twitter.com/2gDh1YIAWf
— 国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクト (@4d2u) 2015, 11月 24
開発は、加藤恒彦氏(国立天文台 天文シミュレーションプロジェクト 専門研究職員)がソースコード開発、データ変換、ウェブ、マニュアル作成を行っています。ダウンロードはこちらから。Oculusランタイムのバージョンは0.6.0.1です。