現地時間12月3日、ソニー(Sony Computer Entertainment America LLC)によるモバイル端末を差し込んでVRコンテンツをレンダリングするヘッドマウントディスプレイシステムの特許が明らかになりました。
スマートフォンなどのモバイルデバイスを上から挿入する構成になっており、スマホカメラが外へむき出しになっているのが特徴的です。加速度センサー、オンボードプロセッサ・メモリ・バッテリーが内蔵。Gear VRに類似していますが、いろいろ違いがあります。まずは、アクティブシャッター方式で映像が立体に見える3Dメガネ的要素があること。ソニーは以前から3Dメガネ商品を販売していているので、当然といえば当然です。
そして、外部ハードウェアとの統合による位置追跡システムが搭載していること。位置トラッキングカメラによるHMD、コントローラーの検出が示唆されています。さらに、スマホカメラが露出しているため、それによる現実世界の障害物を検出する仕組みも示唆していて、壁にぶつかりそうになるとメッセージやアラーム、触覚フィードバックなどで通知されるようです。それに加え、同デバイス同士によるP2P通信ができる可能性も示唆しています。さらには、Leap Motionのように手をVR内に入れることもカメラで可能としている模様です。