ハリウッド俳優のケビン・スペイシーが、VR会社「WoofbertVR」に投資をしていることが分かりました。彼は、以前からVRへの可能性を公言していて、13日に開催されたNARのイベントでは、VR技術について「『共感』を生み出す強力な技術だ」と述べていました。それに加え、ロンドンにある劇場「オールド・ヴィック・シアター」にも資金提供をしていて、投資にも積極的な人物といえます。
今回の投資先でもある「WoofbertVR」は、ゲーム開発のReload Studios社のVR部門と提携し、ロンドンにある美術館「コートールド・ギャラリー」のウォルフソン・ルームを再現したアプリ「The Courtauld Gallery & WoofbertVR」を先日リリースした会社です。Gear VR向けに発表された同アプリは、自宅にいながらマネ、モネ、ゴーギャン、ルノワールなどの作品をベストセラー作家のニール・ゲイマン氏による解説付きでVR体験することが出来ます。数ヶ月後には、Gear VR以外のVRデバイスでも起動できるようにする予定です。
今回の仮想美術館プロジェクトに提携したReload Studios社は、戦争テーマのFPS「コール オブ デューティ」シリーズ開発者や、ディズニースタッフが集結したコンテンツ制作チームで、現在、戦車による戦闘VRゲーム「World War Toons」を制作中の会社です。