VR内でアバター同士がテキストチャットなしに音声会話を楽しむVRプラットフォーム「AltspaceVR」が、「Wizards of the Coast(ウィザーズ・オブ・ザ・コースト)」と提携し、VR内にテーブルゲームの「Dungeons & Dragons(ダンジョンズ&ドラゴンズ)D&D」をもたらすことを発表しました。
VR内の3D卓上にはD&Dがセットされ、それを囲むようにユーザーたちが群がりテーブルゲームをプレイします。D&Dは、もともと紙、鉛筆、サイコロ、そしてユーザー同士の会話を使ってルールにそってゲームをするテーブルトークRPG方式を採用していて、音声チャット重視のAltspaceVRには最適なコンテンツといえます。
D&Dは、ホビージャパン社から日本語版も発売されていますが、ゲーム業界全体としてもRPGの原点であり、世界初のファンタジーテーブルトークRPGということで、昔ながらのテーブルゲームと最先端技術VRとの融合に米国では話題になっています。とはいえ、2014年にリリースされた最新版をベースに設計しているので、内容は複雑です。ゲームインターフェイスは、AltspaceVR専用SDKを使用したアプリケーションとして構築されています。
そして、今回提携のWizards of the Coast社といえば、メガヒットしたトレーディングカードゲーム「マジック:ザ・ギャザリング(Magic: The Gathering)」を保有している会社でも有名で、AltspaceVRのヘッドデベロッパーBruce Wooden氏にマジック:ザ・ギャザリングのVR対応はありますか?と聞いたところ「それは素晴らしいだろう。」と答え、将来的なVR対応をほのめかしました。
D&D in AltspaceVRをプレイする場合はこちらから。