「Fabric Engine 2(ファブリックエンジン 2)」は、プログラミングをテキスト記述するのではなく視覚的にプログラミングができるビジュアルプログラミング言語を備えたフレームワークです。先日ベータ版が終了し正式リリースしました。そして今回、VR内で直接ストーリーボード・コンテンツ編集ができる新たなプロトタイプをブログで明らかにしました。
同時に公開されたデモ映像では、Oculus Rift、Xboxのコントローラー、Wacomのタブレッド/スタイラスペン、モーションコントローラー「Razer Hydra」を使ってVR空間で3D文字や、3Dストロークを書き込んで、直接アニメーションと一緒に描画することをしています。さらに、そのデータをキャプチャし、MayaなどのDCCツールに戻すこともできます。
(VRストーリーボード)
それに加え、全身モーションキャプチャシステムを使ってユーザーのVR内移動を有効にし、リアルタイムにスケッチしたりオブジェクトを移動させたりとしたテストも別の映像で披露しました。
(全身モーションキャプチャシステム使用)
Fabric Engine 2は、元Softimage開発者が関わって制作されたビジュアルプログラミング言語を含めたフレームワークで、Maya、Houdini、Softimage、UE4といったツールとも共同開発を可能としています。シーグラフ2015でもバージョン2.0.0のデモ動画が多数公開された事でも話題になりました。
(Fabric Engine 2とは?)
公式ではありませんが、ドキュメントの日本語版も登場しています。公式サイトはこちらから。