Second Life創立者による新VRSNS「High Fidelity」のリアルタイムマルチプレイ新動画

仮想空間でアバター同士が交流する「Second Life」を運営するLinden Lab社の創立者Philip Rosedale氏が、辞めて新しい会社を立ち上げ作った同じ仮想空間プラットフォーム「High Fidelity」の最新動画が公開されました。

リアルタイムな反映を意識した内容になっていて、大きく3つ紹介されています。まずフロントに口元をトラッキングする装置を付けたOculus Rift DK2を装着した男女が会話をします。口元やほっぺたの筋肉がリアルタイムに反映されているのが分かります。HMD内にもセンサーを取り付けて視線追跡も可能なので同期してるかも。(過去記事

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続いて、SIXENSE社のVRモーションコントローラ「STEMシステム」を使って、全身の動きをリアルタイムに同期させています。

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続いては、2人組の男性が積み木や銃などのおもちゃで同時に遊ぶという映像です。Oculus Touch向けゲーム「ToyBox」を意識しているような、動画内でもToyBoxのことを述べています。

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最後には、メタバース内を2人同時にテレポートしたりと、興味深い映像となっています。さて、ソーシャル系VRといえば、総額18億円以上も資金調達している「AltspaceVR」は外せません。リアルタイム制はこれからといったところですが、先日日本でも体験イベントが行われたフルボディタイプのモーションキャプチャシステム「Perception Neuron」を公式対応したとして、ダンスを踊ったり全身を反映させることを始めています。(関連記事

そして、何よりも期待値が高いのが、Oculus Touchによるマルチプレイです。先日も公式デモ動画が公開され話題になっていました。滑らかな連動、3Dサウンドによる臨場感、2016年には製品版「Rift」と時間差で発売されます。そして、手の動きを反映させるコントローラでいえば、PlayStation VR、HTC Viveも販売を控えています。これら3強ハードウェアによってVR SNSもさらに一段落上がった進化をするように思えます。

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