VRモーションコントローラ「STEMシステム」を販売するSIXENSE社が、同システムを使用して使うVR作成アプリ「MakeVR」を別会社で立ち上げて独立させる事をVR Launchpadで発表しました。「ハードウェアに依存しない」を目指すそうです。
Oculus Riftと連携させて使用する「STEMシステム」とは、Kickstarterで60万ドルを集めた手と一体化させたVRコントローラです。すでに日本でも代理販売しておりベース1+コントローラ2セット:44,980円(税送料込)で購入することができます。
そんな「STEMシステム」を使ったアプリの中でも力を入れていたのが、今回独立宣言した「MakeVR」というVR内でオブジェクトを作るソフトフェアです。部品の大きさ、形、色を選択してレゴのようにどんどん組み立てて自由な発想で造形物を生成します。
Oculus Touch「ToyBox」のように、2人がオブジェクトを投げ合ったり、卓球したりといった直接的なソーシャルは見あたらないものの、2人がかりでおもちゃのロボットを作る共同制作デモ動画が公開されていてマルチプレイも可能です。
そして、生成したモノを3Dプリンタで出力できるというのが最大の特徴です。VR空間で作ったiPhoneケースを成形して装着したりできます。今回、アプリを独立させたという事で可能性を信じての意気込みが見てとれます。
あと半年中にOculus Rift CV1、HTC Vive、PlayStation®VRと主要VRヘッドマウントディスプレイの一般販売が予定されてるなか、どうなっていくか楽しみです。
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VR Creation App ‘MakeVR’ to be “Spun Out” from Sixense, Now Hardware Agnostic – Road to VR