スマホの背面カメラのみで高解像度の360°コンテンツをキャプチャするシステムを開発する「Emergent VR」が約2.6億円を資金調達

Emergent VRは、360°コンテンツをキャプチャ・共有するためのプラットフォームを開発するため、220万ドル(約2.6億円)を資金調達したと発表しました。

元ディズニーのPeter Wilkins氏とChris Wheeler氏によって創業されたスタートアップ「Emergent VR」は、ユーザーが1つのモバイル端末の背面カメラのみを使って高解像度な360°コンテンツがキャプチャできるシステムとプラットフォームを開発しています。

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(実際にキャプチャされたデモ画像)

ユーザーは、パノラマ写真を撮る要領で携帯端末でキャプチャし、あとは自動でステッチされ高解像度で出力されます。デモでは、使用するデバイスに依存しますが、6Kの水平解像度を出力したと言います。

さらに、コードネーム「Mobius」という技術も開発しており、高解像度で出力した360°画像の一部分だけに、シームレスに動画をブレンドさせることができるという新しいシステムです。360°画像の一部をクリックすると予め仕込んでおいた動画だけが起動し、残りは画像のままという状態が作れちゃうのです。

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(共有プラットフォームのUI)

Youtube、Facebook、Googleストリートビューで360°コンテンツの共有・閲覧が可能になり、360°撮影カメラ「RICOH THETA S」も10月23日に発売されることもあり、競争が激しいジャンルですが、どんな仕上がりになってくるのか楽しみにしたいです。

初期の頃からOculusに投資していた個人投資家のKobie Fuller氏もこう言います。「これは、人々が待ち望んでいたVRのためのキラーアプリケーションだ。」現在は、クローズド・ベータ版が起動しており公式サイトから参加することが可能で、フルリリースは来年を予定とのこと。

リンク

Emergent

Emergent VR raises $2.2m for consumer content capture solution – UploadVR

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