16K解像度の宇宙映像をライブで、SpaceVRによる国際宇宙ステーションにVRカメラを設置するプロジェクトがKickstarterで成立

SpaceVRによる国際宇宙ステーション(ISS)にVRカメラを設置するプロジェクトが、Kickstarterの目標額10万ドルを超えて成立となりました。打ち上げは2016年第2四半期を予定しています。

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ISSのキューボラという観測用モジュールに、耐久できるGoProリグのような独自のVRカメラ「Overview One」を設置して撮影を行います。撮影された映像は地球へ送信され、Google CardboardやGear VRといったVRヘッドセットで視聴することが可能の予定です。サイトでは、世界初のアイトラッキング搭載VRヘッドセット「Fove」でも利用できると謳っています。

画質も360° 2D 16K解像度の映像をカバーするとしていて、なによりライブストリーミング配信を目標としています。

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さて、実は当プロジェクトは以前にも出資を募っており、一度失敗におわった案件でもあります。50万ドルの目標に対して4万ドル程度しか集まらず不発。それからの今回10万ドルに目標設定を下げてのトライでした。期間も終了ギリギリで10万ドル達成と、嬉し悲しきの達成となったわけです。

VR市場は始まったばかりで、VR業界でも「宇宙×VR」への関心はまだまだ薄いと感じてる中で、ギリギリであったとしても達成したことは喜ばしいことだと感じます。SpaceVRチームのメンバーも実力者が揃っているので必ず成功させてくれるはず。イーロン・マスク氏のSpaceXもサポートしますし。今回の成立が起爆剤となり、彼らの目標でもある2017年には「月」、2022年には「小惑星」、2026年には「火星」をも次々と実現して欲しいなと思います。

 

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