米Oculus VR、消費者向けVRデバイス「Rift」の工場生産ラインを稼働、パーマー氏「価格は350ドル(約42,000円)以上」

米Oculus VRが制作中の消費者向けVRヘッドマウントディスプレイ「Rift(CV1)」(2016年第1四半期に発売予定)の設計と製造を担当するチームの主要メンバーは、ヘッドセットの大量生産のための製造プロセスについてOculus Connect2で語り、さらに第1ヘッドセット製造の生産ラインは既に稼働させていることも明らかとなりました。

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「Shipping Hardware: The Evolution of the Rift」というテーマでステージに登壇したのは、ハードウェア・プロダクトマネージャのStephanie Lue氏とプロダクトデザインエンジニアのCaitlin Kalinowski氏です。

300点近くにも及ぶ部品から作られてるRiftの分解図が公開され、IPD(左右の目にある瞳孔の距離)の調整の話や、今までプラスチックだった外装を布にした話、頭に固定するストラップの話、3Dサウンドのヘッドフォンの話などがされました。

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さて、大量生産に関して生産ラインなど準備万全であとは正確な発売日だけですが、他にも価格(未発表)についても気になるところです。Oculus Connect2にて、プロダクト担当副社長Nate Mitchell氏によれば300ドル以上になると述べていましたが、創立者のパーマー・ラッキー氏はRoad to VRのインタビューでそれ以上になると述べています。

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DK2の価格350ドル周辺におおよそ入るかを質問したところ、パーマー氏はこう答えました。「それ以上のコストになるだろう。理由は、DK1、DK2以上のテクノロジーをたくさん追加しているから。」つまり、350ドル(約42,000円)以上になるという事です。

リンク

Palmer Luckey Explains Why the Oculus Rift Will Cost “More than $350” – Road to VR

The First Oculus Rift Has Rolled off the Production Line – Road to VR

製品版「Rift」の部品点数はなんと300!? Oculus VRハードウェア部門のマネージャーが明かす製品版Rift開発秘話 – 4Gamer.net

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