携帯電話を世界で初めて発明したマーティン・クーパー氏が、先日発表された新型モデルのiPhone6sを「退屈」と述べ、VR(バーチャルリアリティ)を「これは全く新しい産業の誕生だ」と発言し興奮を露わにしました。
クーパー氏は、当時44歳1973年に路上でプロトタイプの電話を使用した人類初めての人物です。モトローラの通信システム部門のゼネラルマネージャーをしていた彼は、当時お金持ちが車内で使う電話しかなかった時代に路上に持ち出し、そして10年後にモトローラの初の携帯電話機「DynaTAC 8000X」を発表します。
そんな携帯電話のパイオニアといえる氏が、御年86歳にしてVR体験をしました。シアトルにあるVRソリューションを提供する会社「VRstudios」でVRヘッドマウントディスプレイを着用しマーカー付きの拳銃でゾンビを倒すゲームを体験します。
彼はデモ後にこう言います。「ゾンビが来たときリアルを感じた。不気味な感じもした。」
そして、VR業界について「これは全く新しい産業の誕生だ」と述べ、「携帯電話の最大の機能は何ですか?携帯電話は人類のために何をするのでしょうか?それは、人々がより生産的になるためです。それが本質です。ゲームは楽しいですが、それは生産性についてです。」と付け加えました。
そして、最後にこう言います。「これ(VR)の始まりに立ち会えることは、非常にエキサイティングです。」
リンク
Inventor of the cell phone: iPhone 6s is ‘boring’ and VR is the birth of a new industry – GeekWire
VR “It’s the birth of a whole new industry” States Mobile Phone Inventor – VRFocus